仮想通貨等詐欺調査会社への依頼の流れと調査内容

前項で紹介した「仮想通貨詐欺専門の調査会社」には、一般企業と探偵業者、社団法人などがあります。
仮想通貨詐欺の解決を謳っている場合、いずれもインターネット及び仮想通貨に専門的な知識を持ち、仮想通貨詐欺を解決に導くプロ集団と言えます。

3つの中でも探偵業者は普段なかなか接点がないかもしれません。
探偵というと、浮気調査や素行調査など「対象者を尾行して証拠写真を撮る」というドラマのようなことをイメージする方が多いと思います。
しかし現在では、SNS調査やマッチングアプリ調査など、昨今増えているインターネット系のトラブルに強みを持つ会社もあります。

なお、探偵に依頼する場合は探偵業届け出番号と「探偵業届出証明書」の有無を確認してください。 探偵業は、営業所がある地域の公安委員会に届け出をし、公安委員会が交付した「探偵業届出証明書」を営業所の見やすい場所に掲示しなければならないと法律で定められています。
証明書がない探偵業には依頼しないようにしましょう。

仮想通貨詐欺を解決するためには、「トランザクション調査」が欠かせません。
仮想通貨におけるトランザクションとは、「取引データ」のことです。

仮想通貨は硬貨や紙幣などのように実体がありません。そのため、送金などのやり取りが発生した際には「どこからどこへ仮想通貨の価値が移動したか」という取引データをシステムに記録するのです。

調査会社では、このトランザクションを徹底的に追跡して洗い出すことで詐欺師の口座を特定し、解決へと導きます。
そのほか、メールやLINEなどでの詐欺師とのやり取りもしっかり調べます。

仮想通貨は世界中で利用されているため、調査会社によっては海外の調査チームや法律の専門家と連携しながら追跡を行います。

調査会社に依頼した場合、以下のような流れになります。

ほとんどの調査会社は、被害者のために真摯に調査にあたってくれます。
しかし、中には悪質な会社もあり、調査会社による詐欺にあってしまうこともあるため注意が必要です。
以下のような調査会社には依頼しないようにしましょう。

これらは、詐欺被害を受けた人の「お金を取り戻したい」という思いにつけこみ、さらにお金をだまし取る「被害回復型詐欺」の1つです。

少しでもおかしいと思ったら、断るようにしましょう。

当サイトでも調査会社を紹介していますので、信頼できる調査会社を探している方は参考にしてください。ほとんどの調査会社が無料相談を行っています。